遠征コースガイド
それでは私からオーストラリア遠征のコースをご紹介します。
2008年10月31日に先発隊5名が夜成田から日本を発ちます。翌11月1日早朝にケアンズに着いて、そこで乗り換えてダーウィンという所で一泊します。ダーウィンは何も無い街です。第二次世界大戦の時に日本軍が連日爆撃をした所です。
ここでブルース・パイパーさんに落ち合うのかな?
ダーウィンで車2台を受け取って、翌2日はカカドゥーという大きな国立公園を見学して一泊します。当初は計画に入っていなかったのですが、今回パイパー氏の提案で、出発を1日早めてこの公園に寄ることになったそうです。
そこからずーーーっと南下してキャサリンとテナントクリークに泊って11月6日ウルルという所に着き、ウルルで後発隊2名と合流します。
ウルルは一枚の岩です。エアーズロックとも言います。岩の先端が見えますが、今はアボリジニーの聖なる地ということでなかなか登らせてくれません。見えているのは全体の9分の1くらいで、9分の8は地下にもぐっているという大きな岩です。ウルル以外にも同じような岩はあるのですが、とにかく上から見るととても雄大な景色です。
ウルルから南下してアデレードまで来るのですが、途中にクーパーペディーという所に泊ります。オパールを掘っている採石場があるので有名な所です。それからアデレードに来まして、そこで私と石垣さんが本体に合流することになります。アデレードはなかなか綺麗な都市です。三菱モーターズがクライスラーから引き継いで工場があったのですが、残念ながら去年閉鎖してしまいました。
アデレードから海岸伝いにずっと走ってメルボルンまで来ます。この海岸がずっと美しいところで、アデレード、メルボルンの間にはマウント・ギャンビアという大きなカルデラ湖があります。なかなか良い所ですよ。途中ウォーナンブールで一泊してメルボルンまで来てトヨタの歓迎を受けます。
メルボルンからは南米遠征隊員でもあった樫崎さん(泉さん)が合流します。
メルボルン、シドニー間は、途中首都のキャンベラに寄りますが泊らずにヒューム(Hume)
・ハイウェイを約900Km走ります。
メルボルンは一番南です。シドニーはちょっと北に上がります。
地図にACTと書いてあるのは首都キャンベラのあるオーストラリアン・キャピタル・テリトリーという州です。メルボルンはビクトリア州、アデレードはサウス・オースとラリア州。それから最初に行くダーウィンやウルルがある所がノーザン・テリトリー、一番最後に行くシドニーのある所がニュー・サウス・ウェールズ州。
シドニーでは如水会シドニー支部の歓迎を受けます。豪州三井物産のとても景色の良い社長宅でご馳走になる予定になっています。
そこで公式のオーストラリア遠征は終わり解散ですね。そこからゴールドコーストの方へ行く人もおり、メルボルンから帰る人もいる。こういうことでございます。
− 石坂さん。オーストラリアは何年ぶりくらいですか?
しょっちゅう行っています。シドニーとメルボルンですけど。
でも、シドニーに2年、メルボルンに4年、1970年代に住んでいましたから大体どこでも行っていますね。知り合いも多いです。
今となっては、このコースですと何の危険も無い。全く何の危険も無いですね。「遠征」などというのは恥ずかしいくらいです。
鉄道ですと、ダーウィンからアデレードまでザ・ガン号(Ghan )という大陸縦断列車もあります。有名なのは、シドニーからアデレードを通ってパースまで大陸を横断する鉄道が走っていまして、途中アデレードからパースまでの間に約千キロ直線の所があります。三泊4日の鉄道の旅です。今回参加出来ない方は、そのような旅も楽しまれたら良いと思います。とにかく国土は日本の21倍。大きな国です。
今回は季節も良いし、居眠りしなければ事故には遭わないと思います。 |